青磁水禽文小皿
A Celadon 'Waterfowl' Dish
耀州窯
北宋時代(十二世紀)
高2.8cm 径13.1cm
Yaozhou Ware
Northern Song Dynasty (12th Century)
H. 2.8 cm; D. 13.1 cm
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Description
来歴
「日本 中国の古陶磁」 1985 p27
PROVENANCE
THE FINE JAPANESE AND CHINESE CERAMICS PART8, p.27.
耀州窯は中国華北の代表的な青磁窯で、十世紀に開かれて、十一世紀になってから青磁窯へと転じたのである。おそらく南の越州窯の陶技を受けたのであろうか、その釉色は越州窯青磁とはちがって独特のオリーブ・グリーンの滋味にみちた色調を得た。この小皿で腰を折って高台は削り出さずに、小さな孔を底の中央に穿って、いわゆる基筒底につくる。そしてこの内削りには釉をかけないため、ビスケット調の素地肌がみえている。そのやや柔らかい素地味からも知られるとおり、耀州窯は完璧な磁器質ではない。それがかえって釉色をふかめることとなり、滋味がます。この小皿のおだやかで温雅な気分もそこから由来する。
見込みには片切彫りにて波涛文と、波にあそぶ水禽を二羽あらわす。素地が柔らかいために篦目が自在にあらわれ、オリーブ釉がたまって文様に陰影がつく。巧みな篦使いはいかにも手慣れた諸調を示す。釉、篦彫りからみて北宋末期の作と考えられる。


